その内容は:
第一章: 聖書からのメッセージ
第二章: 揺らぐ家族
夫婦について
性と生殖,そして家庭
親子について
高齢化社会を迎えて
第三章: 生と死をめぐる諸問題
出生前診断と障害者
自殺について
安楽死について
死刑について
生命科学の進歩と限界
脳死と臓器移植
ヒト胚の研究利用,人間のクローン,遺伝子治療
環境問題
つまり,21世紀における生命倫理の諸問題に関するカトリック教会の考え方が述べられています.この本は,カトリック系の学校で副読本としても用いられていました.
しかし,今年で出版から15年が過ぎ,内容が部分的に社会の現状から遅れたものになってしまったので,現在,改訂版の準備が進められています.
特に,初版ではまったく扱われなかった性的少数者の問題が,今度は取り上げられることになっています.その執筆は,Juan Masiá 神父様 SJ が担当なさる予定です.
Masiá 神父様が司式してくださる12月18日の LGBT 特別ミサの後の集いでは,新たな『いのちへのまなざし』に性的少数者についてどのような内容を盛り込んで欲しいかに関する皆さんの御意見や御要望を,神父様に聴いていただきたいと思っています.
御ミサにいらっしゃる方は,その場で直接,神父様にお話ください.