昨日(2018年05月06日),LGBTCJ は,代々木公園イベント広場で行われた Tokyo Rainbow Pride(関連新聞記事:朝日新聞,毎日新聞)の祭典に出店を出し,パレードにも参加してきました.皆さん,お疲れさまでした.御協力ありがとうございました.
出店では,『LGBTQ とカトリック教義 – 多様性のおける一致が神の愛のもとに実現されるために』(増補改訂版)を配布し,また,虹色の十字架やロザリオの販売を行いました.
「性道徳に厳しいはずのカトリックが LGBT の祭典に出展している」と意外に思った人々は,今年も少なくありませんでした.
教皇 Francesco のもとで,カトリック教会は今や全包容的な神の愛を以て LGBTQ+ の人々をも積極的に教会に迎え入れており,また,新しい東京大司教も「多様性における一致」をモットーにしている,という説明を聞くと,「カトリック教会も変わったのですね」と彼らは納得してくれました.
社会のなかで辺縁的な立場に追いやられていた人々が自信を回復しようとし,また,自身の人間としての権利(人権)を主張することは,神の被造物としての人間存在の尊厳の観点からは,とても有意義なことだと思います.
カトリック教会は,偏狭な性道徳を振りかざして同性愛者や transgender の人々を差別することをやめるべきです.(詳しくは,『LGBTQ+ とカトリック教義』で論じてあります.)
これだけ大規模になった Tokyo Rainbow Pride 2018 の主催者の方々の御苦労は大変なものであっただろうと思います.主が彼らの努力に報いてくださいますように.
また,この LGBT の祭典の主催者たちと参加者たち全員を,主が祝福してくださいますように.
昨日撮った写真を slideshow にまとめました.写真各々は,Facebook に上げてあります.
ルカ小笠原晋也